2021年12月から提供開始した、「エアウォレット」。
「エアウォレット」とは、リクルートと三菱UFJ銀行が設立した合弁会社「リクルートMUFGビジネス」が、提供する送金アプリです。
この「エアウォレット」の最大の魅力は、電子決済ブランド「COIN+」を利用して、手数料無料かつ、回数制限なく、銀行口座間のお金の移動を実現できるところです。
本記事では、エアウォレットの魅力とその安全性、手数料無料を実現させた仕組みについて、徹底解説していきます。
1.「エアウォレット」の運営会社について
エアウォレットの運営会社は、「リクルートMUFGビジネス」です。
「リクルートMUFGビジネス」は、株式会社リクルートと、株式会社三菱UFJ銀行が共同出資する子会社になります。
会社名 | リクルートMUFGビジネス |
設立日 | 2019年12月20日 |
事業内容 | 送金アプリ「エアウォレット」、決済ブランド「COIN+」の提供 |
所在地 | 東京都港区芝浦三丁目16番16号 住友不動産田町ビル東館 4階 (登記上本社)東京都千代田区丸の内一丁目9番2号 |
株主 | 株式会社リクルート、株式会社三菱UFJ銀行 |
公式サイト | https://www.recruitmufgbiz.co.jp/ |
日本を牽引する大手上場企業が共同出資している会社なので、破産リスクが低く、セキュリティ対策にも期待ができそうですね。
2.「エアウォレット」の最大の魅力|送金手数料が無料!
エアウォレットの最大の魅力は、
- 銀行口座→決済ブランド「COIN+」へのチャージ
- 決済ブランド「COIN+」での支払い
- 家族や友人への送金
- 自身の銀行口座間のお金の移動(送金・出金)
が回数制限なく、手数料無料で実施できるところです。
銀行口座→電子決済ブランド「COIN+」へのチャージ
「COIN+」は、「COIN+」加盟店で決済ができる電子マネーです。
「エアウォレット」では、銀行口座から「COIN+」へのチャージが、無料で実施できます。(「COIN+」残高上限は、30万円となります。)
電子決済ブランド「COIN+」での支払い
「COIN+」加盟店舗では、「COIN+」残高を使ってお会計を済ませることができます。
家族や友人への送金
「COIN+」を介して、自身から相手にお金を送金することが可能です。
ユーザー番号や電話番号を入力して送金ができるので、口座番号を知られず、お金の移動が可能になります。
もちろん、送る側・受け取る側ともに、手数料無料となり、上限金額は1日あたり30万円まで送金が可能です。
自身の銀行口座間のお金の移動(送金・出金)
「COIN+」を介して、自身の別の口座にお金を移動させることが可能です。
もちろん、A銀行口座からの出金、「COIN+」からB銀行口座への送金ともに、手数料は無料となります。
送金・出金それぞれの上限金額は1日あたり30万円までとなり、回数制限はありません。
3.「エアウォレット」の送金、出金の上限金額
「エアウォレット」の残高、送金(チャージ)、出金の上限金額は以下の通りです。
上限 | 下限 | |
「COIN+」残高 | 30万円 | – |
「COIN+」支払い | 30万円/日 | – |
「COIN+」へのチャージ(送金) | 30万円/日 | 1円/1回 |
アカウント間の送金 | 30万円/日 | 1円/1回 |
金融機関口座への出金 | 30万円/日 | 1円/1回 |
以上の通り、1日あたり30万円を上限として、送金・出金などが可能で、また回数制限はありません。
4. 「エアウォレット」は、大手銀行やネット銀行に対応している!
「エアウォレット」は、以下表の通り、ゆうちょ銀行や、メガバンク、楽天銀行などのネット銀行と提携が可能です。
大手銀行 | 三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行 |
ネット銀行 | 楽天銀行、住信SBIネット銀行、PayPay銀行 |
地方銀行 | 足利銀行、阿波銀行、愛媛銀行 、大分銀行、関西みらい銀行、紀陽銀行、京都銀行、熊本銀行、群馬銀行、埼玉りそな銀行、滋賀銀行、四国銀行、七十七銀行、十八親和銀行、十六銀行、常陽銀行、千葉銀行、鳥取銀行、八十二銀行、百五銀行、百十四銀行、広島銀行、福岡銀行、北洋銀行、北海道銀行、宮崎銀行、武蔵野銀行、横浜銀行、琉球銀行 |
5.出金スピードは、最短で当日中!
「エアウォレット」にて、「COIN+」残高から、銀行口座に出金した場合の振込日は、出金申請完了のタイミングにより以下の通り異なります。
出金申請のタイミング | 振込予定日 |
平日の午前10時まで (土・日・祝日および12/31~1/3を除く) | 当日中(午後) |
上記以外 | 翌営業日中(午後) |
以上の通り、最短で当日の午後、遅くとも翌営業日の午後には振込みが完了します。
6.「エアウォレット」は、安心のセキュリティ対策!
上述の通り、「エアウォレット」は、大手上場企業のリクルートと三菱UFJ銀行が設立した合弁会社「リクルートMUFGビジネス」が運営会社。
この「リクルートMUFGビジネス」では、強硬なセキュリティ体制を構築して、
- SMSを用いた二要素認証
- 暗証番号の入力
- 運営会社専門チームによるモニタリング
- 外部からのサイバー攻撃対策
- 内部者による個人情報の不正持ち出し対策
などを、セキュリティ強化を施されています。
→「リクルートMUFGビジネス」のセキュリティへの取り組みの詳細は、公式サイトをご覧ください。
7.全国40万店舗以上で、「COIN+」で支払いが可能。
ローソンやCanDo、無印良品など人気店舗で、「COIN+」支払いが可能です。
ローソンやCanDo、無印良品など人気店舗で、「COIN+」支払いが可能です。
→「COIN+」が使えるお店の詳細は、公式サイトをご覧ください。
8.無印良品会員アプリ「MUJI passport」との連携が可能
無印良品の無料会員アプリである「MUJI passport」。
「エアウォレット(COIN+)」は、この「MUJI passport」と連携が可能で、無印良品(または、公式ネットストア)で買い物をする際、「COIN+」から支払いが可能です。
→「MUJI passport」で貯まるポイントの仕組みについては、こちらをご覧ください。
9.なぜ、手数料無料で、チャージ・送金・出金ができるのか?
お金の移動には、通常200円程度の手数料が掛かります。
しかし、なぜ、「エアウォレット」では、回数制限なく、手数料無料を実現できるのでしょうか?
それは、「COIN+」で決済する際の加盟店舗が支払う決済手数料を、金融機関への振込手数料に充てているからです。
それに加えて、「COIN+」で決済してもポイントがつかないようにするなど、必要経費を抑えて、振込手数料の無料化を実現しています。
10.「エアウォレット」のデメリットとは?
これまで、「エアウォレット」のメリットについて解説してきましたが、「エアウォレット」のデメリットについても説明していきます。
提携銀行が限定的
「エアウォレット」は、ゆうちょ銀行やメガバンクと提携してはいますが、まだネット銀行や地方銀行の提携先は少なめです。
しかし、PayPay銀行などのネット銀行など、年々提携銀行が増えているので、さらなる拡充を期待しましょう!
「COIN+」の利用店舗が少ない
ローソンやCanDo、無印良品など人気店舗で「COIN+」を使えるものの、使える店舗は、他の電子決済に比べて少ないです。
→「COIN+」が使えるお店の詳細は、公式サイトをご覧ください。
「COIN+」で支払っても、ポイントが貯まらない。
「COIN+」で決済をしても、ポイントが貯まりません。
これは、9章でも触れましたが、金融機関への振込手数料を無料にするために、必要経費を削減したがゆえのことだと理解しつつも、ポイントが貯まらないと「COIN+」で決済するメリットを感じられません。
ただし、店舗によっては、スタンプカード(5回決済で、ドリンク無料など)やクーポンなどの特典があります。
→スタンプカードやクーポンが使えるお店は、こちらから
11.「エアウォレット」をダウンロードする前に、キャンペーンを確認しよう!
「エアウォレット」では、随時ダウンロードキャンペーンが開催されています。
キャンペーン参加には、エントリーが必要になりますので、ダウンロードをする前に、「エアウォレット」のキャンペーンを確認するようにしましょう!
→「エアウォレット」ダウンロードキャンペーンの詳細は、公式HPをご覧ください。
12.さいごに
いかがでしたでしょうか。
「エアウォレット」では、「Coin+」を利用して、回数制限なく、手数料無料でお金を移動させることができます。
まだ、提携銀行が少ないものの、ゆうちょ銀行や、メガバンク、PayPay銀行など利用者数の多い金融機関には対応しており、これからさらに拡大することでしょう。
「エアウォレット」を使えば、銀行口座間の資金の移動を無料にするために、わざわざ銀行のATMに並ぶ必要もありませんので、仕事や育児で時間がなくても、スキマ時間に手続きが完了しちゃうのは嬉しいですね。
以上