メルカリで不用品を売って取得したお金って、なんだか嬉しいですよね。
ここ数年で、”メルペイ”や”メルカード”などの新サービスが続々と開始され、売上金の使い方にも選択肢が増えるようになりました。
売上金の使い方を選べることは嬉しいのですが、かえって、
「メルカリ売上金をどうやって使えば良いのかわからなくなってしまった。。」
という方も多いのではないでしょうか?
メルカリ売上金の使い方は、次の5つに分けられます。
・現金化
・メルカリで買い物
・メルペイ残高払い
・メルペイスマート払い(あと払い)
・メルカード支払い
それぞれメリットとデメリットがあり、メルカリの利用頻度や用途によっても、おすすめの使い方が異なります。
本記事では、ご自身にあった使い方を見つけていただけるように、『メルカリ売上金の使い方とそのメリット・デメリット』『おすすめの売上金の使い方』について、徹底解説していきます。
【関連記事】
>>メルカードのメリット・デメリットとは?
>>メルカード:売上金(残高)やポイントから支払う方法を詳しく解説
1.メルカリの売上金とは?メルペイ残高との違いは?
メルカリで商品を販売して取得したお金を、”売上金”や”メルペイ残高”と言ったりすることがあります。
2つとも似ていますが、少し仕様が異なり、”メルペイ残高”にするためには、本人確認の手続きが必要になります。詳細を解説していきます。
このあとの説明では、”売上金””メルペイ残高”の使い分けをしております。混同しないように、ここで理解しておきましょう。
(1)メルカリ売上金とは?
メルカリ売上金とは、商品を販売して、自分が設定した商品価格から、送料や販売手数料などを差し引いたお金(=販売利益)のことです。
この売上金の利用方法は、『現金化』、『ポイントを購入して、メルカリで買い物』の2つに限られ、その有効期限は、180日間になります。
(2)メルペイ残高とは?
「アプリでかんたん本人確認」(メルカリを安全に利用するために必要な本人確認手続き)が済んでいる方の、売上金や銀行・ATMからチャージしたお金のことをメルペイ残高と言います。
残高にすることで、『現金化』、『メルカリで買い物』や『メルペイ残高払い※1,2』、および『メルペイスマート払い※2』など利用方法の選択肢が増えます。また、残高の有効期限もなくなります。
※1.メルペイとは
メルペイ加盟店での買い物に利用できるスマホの決済サービスです。
「メルカリで取得した残高」や「銀行口座からチャージした金額」で清算が可能です。
※2.メルペイ残高払いとは
先にメルペイに入っている金額で支払うことです。
※3.メルペイスマート払いとは
メルペイにお金が入っていなくても使える決済機能で、あと払いになります。
(3)本人確認をして”メルペイ残高”にした方が、メリット尽くし!
”メルペイ残高”にした方が、売上金の有効期限が無くなるだけでなく、使い方の選択肢が増えるので、メリット尽くしです。
継続してメルカリで売買をされる方は、「アプリでかんたん本人確認」をして、売上金をメルペイ残高にしておいた方が良いでしょう。
運転免許証、在留カード、パスポート、マイナンバーカードのいずれか1つの身分証明書をお持ちであれば、アプリ内で簡単に手続きすることができます。
すでにメルカリアカウントを持たれている方であれば、本人確認の所要時間は約10分です。
2.メルカリの売上金(メルペイ残高)の使い方について
メルカリの売上金(メルペイ残高)の5つの使い方について、メリットとデメリット共に解説していきます。
(1)現金化する(銀行口座に振り込む)
売上金・メルペイ残高は、申請を行うことで、指定した銀行口座に現金を振り込むことができます。
✓メリット:
・好きな用途で利用できる
✓デメリット:
・振込申請1回につき200円の手数料が発生する
・振込申請期限が180日以内(本人確認が済んでいる場合は、有効期限なし)
・振込上限金額がある(本人確認済みの場合:100万円、未完の場合:5万円)
・申請完了から1~2日後に振り込まれる(振込スケジュールはこちらから)
>>メルカリの売上金を現金化する方法について(メルカリ公式サイト)
(2)メルカリで買い物をする
メルカリで買い物する際に、売上金・メルペイ残高を使うことができます。
アプリで簡単本人確認が未完の方は、一旦、売上金をポイントに換える必要があります。
✓メリット:
・利用手数料がかからない
・本人確認をせず使うことが可能(本人確認が未完の場合は、有効期限あり)
✓デメリット【本人確認が完了していない場合】:
・売上金をポイントに交換する必要がある(1円=1ポイント)
・交換したポイントは、売上金に戻すことができない
・売上金を取得した日から180日以内にポイントに変えないと、失効する(ポイント有効期限は、交換してから365日以内)
アプリでかんたん本人確認ができていれば、デメリットは特にありません。
本人確認をされている方は、ポイントに交換する必要がなく、残高から直接支払いができますよ。
→本人確認が完了していない方
>>売上金をポイントに交換する方法について
→本人確認が完了している方
>>メルペイ残高でメルカリで買い物をする方法について
(3)メルペイ残高払い
メルペイとは、メルカリやメルペイ加盟店ならどこでも支払えるスマホ決済サービスです。
アプリで簡単本人確認を済ませた方の「メルカリで取得した売上金」や「銀行・ATMからチャージした金額」のことをメルペイ残高といいます。後述するメルペイスマート払いと違い、メルペイ残高払いは、その場で支払いを完了させることができます。
✓メリット:
・メルカリ以外の店舗やネットショッピングで利用できる
・手数料無料(支払い・チャージ)
・非接触で安心に使える
・その場で支払いが完了できる
✓デメリット:
・「アプリで簡単本人確認」の完了が必須
・他のスマホ決済とは違い、ポイント還元が受けられない
・使える店舗が限られている
使える店舗は限られますが、ユニクロ、ダイソー、トイザらス、ウェルシア、ビックカメラ、大丸百貨店など人気店で、メルペイ決済が使えますよ。
>>メルペイの使い方〜メルペイの支払い方法〜 (メルカリ公式ホームページ)
(4)メルペイスマート払い(あと払い)を利用して、売上金から支払う
メルペイスマート払い(あと払い)とは、メルペイにお金が入っていなくても使える決済機能で、月々の買い物代金を翌月にまとめて支払いができるスマホ決済サービスのことです。
支払い方法は、次の3つから選ぶことができます。
・(銀行口座から)自動引落し
・銀行口座から入金して支払う
・コンビニ・ATMから支払う
>>3つの支払い方法についての詳細は、こちら。
支払い期日は、「自動引落し」の場合は、6・11・16・21・26日のいずれかを指定して支払うことになりますが、それ以外は、翌月1日から末日までであれば自由に選ぶことができます。
「自動引落し」「銀行口座から入金して支払う」のいずれかを選択すれば、売上金(メルペイ残高)から支払うことが可能です。
✓メリット:
・メルカリ以外の店舗やネットショッピングで利用できる
・非接触で安心に使える
・支払い時点で、残高がなくても良い
・翌月一度の支払いでまとめて買い物ができる
・手数料無料(コンビニ・ATM支払いの場合は、手数料¥220~¥880かかる)
✓デメリット:
・「アプリで簡単本人確認」の完了が必須
・他のスマホ決済とは違い、ポイント還元が受けられない
(但し、メルカードを持っている方は、ポイント還元が受けられる)
・使える店舗が限られている
・その場で支払いが完了できない
・支払い期限(翌月1日~末日)を超過すると、実質年率14.6%遅延損害金を請求されることがある
・18歳未満は利用できない
メルペイスマート払いをしても、ポイント還元は受けられません。
ただし、メルカードを作ることで、2.(5)で後述するメルカード利用と同じポイント還元を受けることが可能ですよ。
*補足*
メルペイスマート払いには、「あと払い(一括払い)」と「定額払い」があります。
「定額払い」は、「あと払い(一括払い)」を分けて支払うことができるサービスで、元金に対して年率15%もの手数料がかかります。クレジットカードの「リボ払い」と同じような側面がありますので、利用には注意が必要です。
メルペイスマート払いを利用されるなら、「あと払い(一括払い)」を選択しましょう。
(5)メルカードを利用して、売上金から支払う
メルカードとは、メルカリが、2022年11月8日から提供を始めたクレジットカードです。手数料が無料で、JCB加盟店であればどこでも使うことができます。
支払い方法は、上述(4)で説明した『メルペイスマート払い(あと払い)』になり、「自動引落し」「銀行口座から入金して支払う」のいずれかを選択すれば、メルペイ残高から支払うことが可能です。
また、メルカードは、カードの両面にカード番号やセキュリティコードなどが記載されていない、ナンバーレスデザインが採用されているので、番号が漏洩する心配がありません。
✓メリット:
・JCB加盟店であれば、どこでも利用可能。
・ナンバーレスカードのため、番号が漏洩する心配がない
・ポイント還元あり(最大4.0%)※1
✓デメリット:
・ポイント還元の上限がある ※2
・付与されたメルカリポイントは365日経過すると失効
・その場で支払いが完了できない
・カードブランドがJCBのみ
・家族カード・ETCカードの提供なし
・20歳未満は申し込めない
>>メルカードのメリット・デメリットの詳細はこちらから
※1.ポイント還元について
利用店舗(メルカリorメルカリ以外)によって、ポイント還元が異なります。
・メルカリ内:還元率1.0%~4.0%
・メルカリ以外:還元率1.0%
メルカリ以外で支払う場合は、還元率は一律で1.0%になります。
一方で、メルカリで買い物をする場合の還元率は、メルカリでの取引実績により変動します。この還元率は、メルカードの審査通過後にアプリから確認できるようになります。
ここで付与されたポイントは、1ポイント=1円として、メルカリやメルペイスマート払い(あと払い)、メルカードでの支払いで利用することが可能です。
※2.ポイント還元の上限について
半年ごと(4月1日~9月30日、10月1日~3月31日)に、ポイント付与上限が定めされています。
還元率1.0%とした場合、半年で上限3,000,000円。還元率4.0%とした場合は、半年で上限750,000円となります。
メインクレジットカードとして利用される方は、注意が必要です。
>>メルカード:売上金(残高)やポイントから支払う方法はこちらから
3.さいごにーおすすめの使い方とは?ー
いかがでしたでしょうか。
メルカリ売上金の使い方5つ『現金化、メルカリで買い物、メルペイ残高払い、メルペイスマート払い、メルカード支払い』について、ご理解頂けたのではないでしょうか。
もちろん、使い方を一つに絞る必要はなく、その場に応じて使い分けすることも可能です。
しかしながら、やはりお得なのは『メルカード支払い』『(メルカードを持たれている方の)メルペイスマート払い』です。
不要品を売ったお金で、買い物をして、さらに最大4%のポイント還元を受けられるのは、お得すぎます。
この機会に、メルカードを申込んで、『メルカード』『メルペイスマート払い』を利用してはいかがでしょうか?
【関連記事】
>>メルカードのメリット・デメリットとは?~売上金で支払って、ポイント還元~
>>メルカード 売上金(残高)やポイントから支払う方法を詳しく解説
以上