(本記事は、2024年5月2日に更新したものです)
2024年4月22日から、Tポイントが、SMBCグループのVポイントと統合し、「赤と黄色のVポイント(通称:新Vポイント)」に変わりました。
「赤と黄色のVポイント」に変わったことにより、ポイント制度が大きく変更されたため、混乱されている方が多いのではないでしょうか。
そこで、本記事では、
・「旧Tポイント・Vポイント」と「赤と黄色のVポイント)」の変更点
・「旧Tポイント・Vポイント」は使えるのか
・「旧Tポイント」と「旧Vポイント」のID連携は必要か
について、わかりやすく解説していきます。
1.「旧Tポイント・Vポイント」と「赤と黄色のVポイント」の変更点
「旧Tポイント・旧Vポイント」と「赤と黄色のVポイント(以下、”新Vポイント”に省略)」の大きな変更点は以下の通りです。
【変更点その1】ポイントの有効期限、貯め方、ポイント還元率
新Vポイントの有効期限・ポイントの貯め方・ポイント還元率は、以下の通りに変更となりました。
大きな変更点としては、「Tポイント加盟店」と「世界のVisa加盟店」でポイントを貯められるようになったことです。
また、旧Tポイントと旧Vポイントの2重取りにより、ポイント還元率が通常1%となりました。ただし、新Vポイントの提示で0.5%、旧Vポイント分は、三井住友カードのクレジット決済をした場合に限り付与されます。(三井住友カードの還元率は、カードの種類や条件達成により異なります。)
【変更点その2】対象のコンビニや飲食店なら、最大7%還元!
セブンイレブン、ローソン、マクドナルドやガストなど対象のコンビニや飲食店(詳細はこちら)なら、三井住友クレジットカードのタッチ決済で5%還元、スマホのタッチ決済なら7%還元になります。
【変更点その3】旧Tポイント加盟店が増えた
2024年4月22日から、旧Tポイントの加盟店が以下の通り増えました。
→旧Tポイント加盟店の詳細は、Vポイント公式HPをご覧ください。
【変更点その4】ポイントカード・アプリの名称変更
「赤と黄色のVポイント」に変わったことにより、アプリ・カード「Vポイント」「Tカード」「モバイルVカード」の名称が変わりました。
アプリは自動的に更新されます。
また、これまで貯めた旧ポイントは、手続き不要で、2024年4月22日以降も使うことが可能です。
【変更点その5】新Vポイントの新機能「あとたま」「ワンオペレーション」「送金機能」が追加
新Vポイントの新機能として、「あとたま」「ワンオペレーション」「送金機能」が追加される予定です。
「あとたま」…会計時にポイントカードを忘れてポイントがつけられなくても、アプリのカード明細から申請すれば、あとからポイントが申請することができる機能です。
「ワンオペレーション」…ポイントカードの提示だけで、ポイントを貯める~支払いまで、1度で作業が完結します。(”ポイントカードの提示→クレジットカードの提示”の2度手間がなくなります)
「送金機能」…獲得した新Vポイントを、家族や友人に送れるようになります。
三井住友カードHP(2023年11月27日更新)では、本機能が実装されると記載されていますが、具体的にいつリリースされるかは現時点不明です。(現在、問い合せ中)
【変更点その6】旧Vポイントの景品交換の一部終了
旧Vポイントの景品交換が一部終了し、交換可能な景品が以下に縮小されます。
なお、旧TポイントとID連携することで、Tポイントで取り扱う景品への交換も可能となります。(Tポイント景品ラインナップはこちらをご覧ください)
【変更点その7】旧Vポイント→他社ポイント・マイレージへの移行が終了
以下の通り、他社ポイント・マイレージへの移行が一部終了となります。
移行終了期日 | 終了銘柄 |
2024年3月31日(日)まで | ・カテエネポイント ・デジタルウォレット ・楽天Edy ・楽天ポイント ・auポイントプログラム ・dポイント ・Gポイント ・PeXポイント ・Pontaポイント |
2024年4月19日(金)まで | ANAマイレージ(ANAカードをお持ちでない方)※ |
但し、「ANAマイレージ(※)」に関しては、2024年4月22日(月)以降にVポイントとTポイントをID連携することで、引き続きマイレージ移行が可能となります。
【変更点その8】他社ポイントからVポイントへの移行が終了
以下の通り、他社ポイントからVポイントへの移行ができなくなります。
移行終了期日 | 終了銘柄 |
2024年3月31日(日)まで | ・カテエネポイント※ ・デジタルウォレット ・Gポイント※ ・PeXポイント※ |
但し、「カテエネポイント、PeXポイント、Gポイント(※)」に関しては、2024年4月22日(月)以降にVポイントとTポイントをID連携することで、引き続きVポイントへの移行が可能となります。
2.旧Tポイント・旧Vポイントは、手続き不要でそのまま使える!
旧Tポイント・旧Vポイントは、1pt=1円として、2024年4月22日以降も使うことができます。
また、旧Tポイントは自動的にVポイントに変わり、手続きは特に必要ありません。
3.TポイントとVポイントは、ID連携した方が良い!そのメリットは?
旧Tポイントと旧VポイントをID連携(T会員番号とSMBCグループのIDを連携すること)しなくても、もちろん使うことができます。
しかし、両ポイントを持っている場合は、ID連携をしておいた方がよいでしょう。
旧Tポイントと旧VポイントをID連携するメリットは、次の通りです。
4.Vポイント→WAON POINTに等価交換は従来通り可能!
2024年5月2日時点では、従来通り、「WAON POINT1pt → Vポイント1pt」、「Vポイント1pt → WAON POINT1pt」の交換が可能です。
5.【ウェル活】毎月20日のお客様感謝デーでは、9月1日以降Vポイントは使えない!
従来、ウェルシアでの買い物で、新VポイントとWAON POINTをダブルで貯めることができました。
しかし、2024年5月1日以降からは、「毎月月曜日ポイント2倍デー」「毎月15日・16日シニアズデー」などのポイントアップデーでは、新Vポイントは付与されません。
また、200ポイント以上の利用で、ポイント1.5倍分の買い物ができる「毎月20日のお客様感謝デー」では、2024年9月1日以降は新Vポイントの利用ができなくなり、使えるのはWAON POINTのみとなります。
⇒ウェル活の新ポイント制度について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
6.SBI証券で、旧Tポイント・旧Vポイントをメインポイントにしている場合は、手続きが必要!
SBI証券で、旧Tポイントまたは、旧Vポイントをメインポイントに設定されている方は、2024年4月28日以降にメインポイントを新Vポイントへ変更する手続きが必要になります。
⇒SBI証券|メインポイント変更手続きについては、公式HPをご覧ください。
この変更手続きをされなかった場合は、ポイントの付与や利用停止など一部サービスに制限が生じる可能性がありますので、必ず手続きをしましょう!
7.さいごに
いかがでしたでしょうか。
旧Tポイントと旧Vポイントの統合により、新たなに生まれた「青と黄色のVポイント(=新Vポイント)」。
統合による大きなデメリットは特になく、ポイント有効期限が実質無期限となったり、ポイントを貯められる店舗が増えるなどメリットづくしです。
ただし、旧Tポイントと旧Vポイントをお持ちの方は、ID連携が必要になったり、SBI証券でのメインポイントが旧Tポイントまたは旧Vポイントとなっている場合は、変更手続きが必要になりますので、忘れずに実施しましょう!
以上