(本記事は、2024年4月26日に更新したものです。)
キャッシュレス決済が進む中で、保育園・幼稚園・学校では、給食費や延長保育料、特別行事費など現金集金が未だに存在します。
「お釣りなし」が原則のため、特に小銭を捻出するのに困ってしまいますよね。
手数料無料で小銭へ両替をする方法は、「金融機関の窓口や両替機を利用する」「銀行ATMで、1,999円など細かな金額で出金する」の2つになります。
本記事では、手数料無料で、小銭へ両替する方法について、詳しく解説します。
【方法その1】金融機関の窓口や両替機を利用
金融機関の窓口や両替機※を利用して、小銭へ両替する方法があります。
ただし、手数料無料にするには、当該金融機関の通帳またはキャッシュカードが必要で、上限枚数が決められています。(この時、金額は基本関係ありません。)
小銭への両替手数料が無料になる、大手銀行・地方銀行で定められている上限枚数、制限回数を以下表の通りまとめました。
銀行名 | 窓口 上限枚数 | 両替機 上限枚数 | 制限回数 | 手数料無料の条件 |
三菱UFJ銀行 | 10枚まで | 10枚まで | 1日1回 | 当該銀行のキャッシュカードを持参 |
三井住友銀行 | 有料(220円~) | 10枚まで | 1日1回 | 〃 |
みずほ銀行 | 10枚まで | 10枚まで | 1日1回 | 〃 |
ゆうちょ銀行 | 100枚 | ー | 原則なし | 〃 |
りそな銀行 | 有料(220円~) | 10枚まで | 1日1回 | 〃 |
福岡銀行 | 50枚 | 100枚まで | 1日1回 | 〃 |
横浜銀行 | 10枚まで | 10枚まで | 1日1回 | 〃 |
千葉銀行 | 10枚まで | 100枚まで | 1日1回 | 〃 |
表1の通り、三井住友銀行やりそな銀行では、窓口での両替手数料が220円~発生します。
なお、ゆうちょ銀行は、他銀行と違い両替機は存在せず、窓口でのみ両替ができます。また、2024年4月1日から、硬貨取扱い料金(硬貨取扱料金改定のお知らせ-ゆうちょ銀行 (japanpost.jp))が値下げされ、100枚まで無料で両替することが可能となりました。
※両替機とは、両替を自動的に行う機械で、通常銀行ATMに並んで置かれてあります。
【方法その2】銀行ATMで、1,999円など細かな金額で出金する
銀行ATMで、1,999円など細かな金額を指定して出金する方法があります。
以下表の通り、硬貨(小銭)の引出しには取扱い時間が決められています。
銀行名 | 硬貨の出金 | 取扱い時間 | 枚数回数 | 手数料無料の条件 |
三菱UFJ銀行 | 可能 | 平日8:45~18:00 | 無 | 当該銀行のキャッシュカードを持参 |
三井住友銀行 | 可能 | 平日8:45~18:00 | 無 | 〃 |
みずほ銀行 | 可能 | 平日8:45~18:00 | 27枚 | 〃 |
ゆうちょ銀行 | 有料(110円) | 平日7:00~18:00 | 無 | 〃 |
りそな銀行 | 可能 | 平日8:45~18:00 | 無 | 〃 |
福岡銀行 | 可能 | 平日8:45~18:00 | 無 | 〃 |
横浜銀行 | 可能 | 平日8:45~18:00 | 無 | 〃 |
千葉銀行 | 可能 | 平日8:00~18:00 | 無 | 〃 |
基本、硬貨の出金は可能で、銀行キャッシュカードであれば手数料はかかりません。
しかし、ゆうちょ銀行では、窓口では100枚まで無料で両替ができるものの、ATMで硬貨を引き出すのに、1枚から一律110円の手数料がかかってしまいます。
原則、銀行店舗のATMのみ可能となり、店舗外のATMでは硬貨が利用できない場合もあります。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
規模の小さな保育園や幼稚園、学校での現金収集は、今後も続くでしょう。
両替で手数料を取られるのはもったいないので、必要な時に備えて、銀行に行く機会があれば、都度両替機などでこつこつと小銭へ両替しておく方が良いでしょう。
以上