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保育園から認定こども園(幼稚園型)に転園させても大丈夫?メリットとデメリットをご紹介!

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私は、2022年3月に会社を退職したことをきっかけに、2022年4月に、息子を保育園から認定こども園(幼稚園型)に転園させました。

認定こども園の区分には、後述(1章参照)の通り4つの区分に分類され、そのうち”幼稚園型”に我が子を通わせておりますので、”幼稚園型”に通って感じたことを基に、保育園と認定こども園(幼稚園型)の比較を行っていきたいと思います。

転園後のトラブルを防ぐためにも、保育園から認定こども園(幼稚園型)に転園させようか迷っている方は、そのメリットとデメリットを把握しておいた方がよいかと思いますので、是非ご覧ください。

検討している認定こども園の区分が幼稚園以外でも、参考にできるものになっていますので、是非ご覧ください。

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1.保育園と認定こども園の違い

まず、保育園と認定こども園の違いについて、簡単に説明していきます。実際には、園の方針により異なりますので、一般的な枠組みの説明になります。

保育園とは?

『厚生労働省』の管轄となり、保護者が、労働や妊娠、介護等を背景に保育の必要性がある場合限り利用できる施設となります。規模により対象年齢は様々ですが、0歳~就学前までを預けることができます。保育士が保育をおこない、夏休みや冬休みなどの長期休暇はありません。
「保育に欠ける(=仕事が休み)」場合は、預けないことが前提ですので、保育園が営業している日でも、仕事がお休みであれば、子どもを保育園に預けることは原則禁止とされています。

認定こども園とは?

認定こども園について

『内閣府』の管轄になります。幼保連携型、幼稚園型、保育所型、地方裁量型の4区分があり、区分により職員(幼稚園免許有・保育士資格有)、教育内容が異なります。
認定こども園の大枠としての、主な定義・特徴は以下の通りです。

・教育・保育を一体的に行う施設で、いわば幼稚園と保育所の両方の良さを併せ持っている施設です。保護者が働いている・いないにかかわらず利用可能です。
・3から5歳のお子さんは、保護者の働いている状況に関わりなく教育・保育を一緒に受けます。保護者の就労状況が変わっても、通いなれた園を継続して利用できます。
・子育て支援の場が用意されていて、園に通っていない子どものご家庭も、子育て相談や親子の交流の場などに参加できます。

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幼稚園型については、以下の通り定義されています。

幼稚園型とは、保育が必要な子どものための保育時間を確保するなど、保育所的な機能を備えて認定こども園としての機能を果たすタイプ

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つまり、認定こども園(幼稚園型)は、幼稚園がベースで、保育所的な機能も備えますよ、という事になります。私の住む地域は待機児童が多いため、我が子の通う認定こども園には、共働きの保護者の方が全体の3割程度いらっしゃいます。

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2.認定こども園に通える子どもの対象年齢は?

認定こども園は、区分により対象年齢が異なりますが、保育所機能を保有する施設では0歳から就学前まで通え、1~3号認定(下記参照)の子どもがすべて対象になります。ただし、施設の運営方針により対象年齢が異なりますので、興味のある園に対象年齢を確認しましょう。

1号認定:教育標準時間認定・満3歳以上 ⇒ 認定こども園、幼稚園

2号認定:保育認定(標準時間・短時間)・満3歳以上 ⇒ 認定こども園、保育所

3号認定:保育認定(標準時間・短時間)・満3歳未満 ⇒ 認定こども園、保育所、地域型保育

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3.認定こども園に通うための心構え(デメリット)

それでは、これから本題に入ります。認定こども園に通うための心構え(デメリット)について詳しく説明していきます。

①親の負担が多い。平日にイベントがある。

保育園とは違い、『親子遠足』や『動物とのふれあい』等親子で参加するイベントが多くあります。多くのイベントは平日にあり、『親子遠足』のある日には、仕事をされている保護者の方もお休みをとる必要があります。(どうしても仕事が休めない方は園に相談すれば先生がなんらかの対応をしてくれるようですが、子どものためにやむなく仕事を休まれている方がほとんどです。)また、『動物とのふれあい』では、各家庭で動物のエサ(人参、キャベツなど)を用意して持参する必要があります。
これまでは保育園側でやってくれていたことが、認定こども園では親が負担しないといけないので、大変ですし面倒です。

②トイトレ(トイレトレーニング)は入園までに完了させておく方が望ましい

保育園では、トイトレを実施してくれるところが多くありますし、保育園にトイトレをお願いする保護者も多いです。一方、認定こども園(幼稚園型)では、専業主婦の方が多いので、入園までにトイトレを完了させようとしていきます。トイトレが完了していないと周りの子どもと比較してしまいがちになりますし、大半のお子さんがトイトレを完了していますので、どうしても完了できていない子どもが置いてけぼりになります。先生の数も限られているため、その子だけに構うことができずトイトレが進まない子どもも多いです。そのため、できる限り入園までにトイトレを完了しておきましょう。

③夏休み、春休みなど長期休暇がある(1号認定は休み)

保育園では、基本カレンダー通りの運営になりますが、認定こども園では夏休みや春休みなど長期休暇があります。長期休暇中でも、2号、3号認定のお子さんや通常通り園に通うことになりますが、1号認定のお子さんはお休みになります。1号認定のお子さんでも、預かり保育(※)を利用する方もいますが、保育費とは別に追加費用が発生するため、毎日利用される方は比較的少ないです。
長期休暇をはじめ、園で過ごす時間が一律ではないため、教育の格差や子ども同士の交友に溝が生まれる可能性もあります。

※預かり保育とは?…規定の教育活動時間以外の朝や夕方の時間帯や長期休暇中に子どもを預かること。幼稚園や認定こども園で実施されているもので、預かり保育の有無は園の運営方針による。

④預かり保育を利用しにくい(1号認定)

通常の教育時間は、9時~14時の5時間になります。(バス通園を利用される方や園の運営方針によっては前後する)
園によっては、預かり保育(規定の教育活動時間以外の朝や夕方の時間帯や長期休暇中に子どもを預かる)という制度を設けている施設もあり、規定教育時間外(8時~9時、14時~18時)に延長保育を利用することができます。
仕事をされている方が優先のため、利用申し込みをしていても断られる可能性もあります。また、遅くまで利用している方が少なかったり、利用する人数が少ないと子どもが可哀そうなため躊躇したりと利用しづらいと感じる方もいらっしゃいます。

我が子の通う幼稚園型の認定こども園は、専業主婦が大半ですので、利用申し込みをして園から断られることは少ないですが、利用しないという方が割と多めです。

⑤制服代などの追加費用が掛かる

保育料の他、入園金や制服代などの費用が掛かる。(保育園でも制服代などの費用が掛かることもあります)

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4.認定こども園に通って良かった事(メリット)

次に、認定こども園に通って良かった事(メリット)について、ご紹介します。

①兄弟(姉妹)がいる子どもが多く、言葉の発達が早い

これはあくまでも個人的な感覚ですが、保育園より認定こども園(幼稚園)の方が兄弟のいる方が多い気がします。保育園では、一人っ子が多く、私の子どもも含めて言葉の発達もゆったりでしたが、認定こども園(幼稚園型)では、兄弟がいる子どもが多いからか言葉の発達が早い子どもが多いです。
周りの子どもたちに影響されてか、認定こども園に転園してから、我が子はおしゃべりが上手になりました。

②仕事を辞めても、そのまま転園せずに済む

仕事を辞めると保育園を退園する必要があります。しかし、認定こども園の場合は、2号(3号)認定から1号認定に変更にはなりますが、退園する必要はありません。
途中からの転園は、スムーズにいかない場合も多く保護者への負担が大きくなりますので、仕事を辞める可能性が高い場合は、認定こども園に入れておくのも一手かとは思います。仕事を辞めようが続けようが子どもには影響が出ませんので、その点はいいですね。

③仕事が休みでも登園OK!

保育園の場合、仕事が休みの場合は登園も控えることが基本になっています。ですが、認定こども園では、教育の時間帯(だいたい9時~14時)は預けることが可能です。

④幼児教育があり、小学校への進学がスムーズ

認定こども園は、保育園と幼稚園の良さを両方兼ね備えています。認定こども園では幼児期に必要な”教育”もしっかりしてくれますので、小学校へ進学の際も子どものなじみ方もスムーズにいくのではないでしょうか?

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最後に

いかがでしたでしょうか。入園後のトラブルに繋がらないように、保護者への負担が比較的少ないところにしておいた方が良いでしょう。ただ、子どもが通いやすいところが何よりも一番ですので、子どもの個性が育つところも重視して、決めてみてはいかがでしょうか。

以上


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