私は、現在3歳の男の子を育てるママです。
幼少期から絵本を読み聞かせることは、想像力・語彙力などを高めるために重要と言われていますが、1冊あたりのお値段が1,500円程と少しお高いので購入を躊躇してしまいますよね。
私は、子どもが3歳になってから絵本をたくさん読ませるようになり、月30冊以上、通算200冊以上の絵本を読み聞かせしています。その中でも、今回は、『はたらく車(乗り物)好きな子どもが喜ぶ絵本』をご紹介したいと思います。
下記には、絵本の対象年齢を記述しています。これは、私の息子の反応から、私が想定したものになります。対象年齢を4歳としていても、2歳、3歳のお子さんにも試せる本を選んでいますので、是非チャレンジしてみてください。
働く車好きな子どもが喜ぶ絵本 おすすめ6選
1.『のりたいな』
著者:みやまつともみ
出版社:株式会社 福音館書店
あらすじ:
郵便車やゴミ収集車など様々なはたらく車が登場します。見開き1ページあたり一台のはたらく車が描かれており、「〇〇(はたらく車)にのりたいな~」「〇〇(お仕事の内容)してくれるよ」の掛け合いで、その車の役割を簡単に教えてくれます。
おすすめポイント:
色が優しく、心温まる一冊です。内容はわかりやすく、耳に残りやすい言葉が選ばれています。表紙に記載の通り、本の対象年齢が0歳~2歳とされているものの、ひらがなを読む練習としては3歳からでも使える一冊だと思います。
(注意点!本の表紙に、路線バスが描かれていますが、本編には路線バスは一切でてきません)
対象年齢:
1歳~2歳(ひらがな読みの練習として、3歳以上にもおすすめです)
文章の量:
少なめ
ショッピング:
2.『いろいろなバス』
著者:tupera tupera
出版社:大日本図書
あらすじ:
赤色、黄色、緑色など色々なバスが登場し、バスと同じ色をした様々なお客さんが乗り降りします。お客さんは、普通とはちょっと違う”生き物”です。
おすすめポイント:
色に着目した絵本で、色を覚えるのにとても良い絵本です。お客さんは、普通では想像できないような”生き物”で、固定概念にとらわれない、想像力も養われるような絵本になっています。
対象年齢:
2歳~3歳
文章の量:
少なめ
ショッピング:
3.『せんろはつづく』シリーズ
著者:竹下文子(文)、鈴木まもる(絵)
出版社:株式会社 金の星社
あらすじ:
かわいい子どもたちが、長く線路をつなげていきます。途中で、山や川などがでてきて、どうやったら線路をつなげられるのかと考えながら進めていきます。
おすすめポイント:
山があったらトンネルを掘る、川があったら鉄橋を作るなど、トンネルや鉄橋などの必要性を理解することができ、文章は少なめですが学びが多い絵本です。耳に残りやすい言葉が選ばれており、非常に読みやすい絵本ですし、優しく心温まる内容です。
対象年齢(個人的な想定):
2歳~3歳
文章の量:
少なめ
ショッピング:
4.『いそげ!きゅうきゅうしゃ』
著者:竹下文子(作)、鈴木まもる(絵)
出版社:偕成社
あらすじ:
救急車に乗り、様々な病人やけが人に駆け付ける救急救命士。救急車・救急救命士がたくさんの命を救うために、仕事をする様子が描かれています。
おすすめポイント:
働く車だけに焦点を置いている絵本が多いですが、この本は救急救命士の仕事にも着目されている珍しい絵本です。具体的かつ分かりやすく描かれていて、仕事に対して子どもが興味を持つようなお話になっています。ちなみに、『せんろはつづく』シリーズと同じ著者になります。
対象年齢(個人的な想定):
2歳~4歳
文章量:
程よい
その他:
この本はシリーズ展開されています。その中でも、息子は、『ざっくん!ショベルカー』『おはよう!しゅうしゅうしゃ』が好きです。
ショッピング:
5.『おはよう、はたらく車たち』
著者:シェリー・ダスキー・リンカ―(文)/トム・リヒテンヘルド(絵)
訳:福本友美子
出版社:株式会社ひさかたチャイルド
あらすじ:
ブルドーザー、ミキサー車など工事現場で働く車たちが大集合。建物を造るために、それぞれの車たちが協力して仕事をしていきます。
おすすめポイント:
工事現場で活躍するはたらく車たちには、スキッドステアローダやポンプ車なども登場します。大人でも普段馴染みがない車ですよね。『たくさんのはたらく車が登場する面白さ』と『”チーム”で力を合わせて建物を造り上げていくことの大切さ』がうかがえる絵本です。
「おはよう」で始まり、「おやすみ」で終わるので、寝かしつけの絵本としても非常に良いです。
対象年齢:
2歳~4歳
文章量:
多め
ちっちゃなトラック レッドくんとブラックくん
6.はしれ!きかんしゃ まめでん
著者:間瀬なおかた
あらすじ:
ちいさな機関車「まめでん」と、運転手のげんさんが、山奥の小さな駅で、材木屋炭を積み込んで、町まで運ぶ仕事をしていました。時代とともに、山には、バスや自動車が増え始め、バスに乗ってくれる人がいなくなり、次第に必要とされなくなりました。それから、車両基地の隅っこで暮らすことになった、まめでん。一方、超特急の運転士になった、げんさん。
長い月日が流れ、ある日、白髪でおじいさんになった、げんさんがまめでんの前に現れました。錆びだらけでボロボロになった、まめでんをピカピカに。エンジンもきれいにしてもらい、トロッコ電車をつなげて観光列車として、再び、げんさんとお仕事ができるというお話です。
おすすめポイント:
『てにをは』がしっかりとしている文章なので、言葉の勉強にもなりますし、読みやすいです。
「まめでん」の語りで、ストーリー展開されていきますが、時代とともに必要とされなくなった、気持ちが伝わってきて、切ない気持ちにもなります。しかし、最後は、再びげんさんと一緒に観光列車として活躍するというお話なので、明るくなれます。
『時代とともに、必要とされなくなったもの、だけど、活用の仕方を変えれば、新しく生まれ変われる』という事をどことなく教えてくれる、大人も感動する素敵なお話です。
対象年齢:
2歳~4歳
文章の量:
多め
ショッピング:
7.【一番おすすめ!】ちっちゃなトラック レッドくんとブラックくん
著者:宮西達也
出版社:株式会社ひさかたチャイルド
あらすじ:
まじめな性格のちっちゃなトラックのレッドくん、ひねくれ者のブラックくんが、たぬきのおじさんのお願いで、たくさんの荷物をぶたさんのお家に運ぶことになりました。スピードを出しすぎたりと、少し暴れん坊のブラックくん、パトカーに注意される場面も。性格の異なる2台が、様々な困難に立ち向かいながら、助け合い荷物を運びます。
おすすめポイント:
性格の違うトラック2台が協力しながら、困難を乗り越え最後まで貫き通す姿が可愛らしく、協力することの大切さを学ばせてくれます。ブラックくんは、ひねくれ者だけど実は優しい一面もあり、性格は多様で、みんなそれぞれの良さがあることを教えてくれもします。絵も可愛らしく、道路をレッドくんとブラックくんが走る場面では、ミキサー車やパトカーなども登場します。はたらく車が好きなお子さんは大興奮でしょうし、ストーリ性抜群ですので読み手も楽しめると思います。
対象年齢:
2歳~4歳
文章の量:
多め
ショッピング:
さいごに
いかがでしたでしょうか?
就学前には、絵本をたくさん読んであげることが大切であり、何よりもお子さんが絵本を好きになってあげる事が大切です。
そのためには、お子さんがはたらく車好きであれば、”はたらく車”をテーマに選んでみてはいかがでしょうか?
読んで頂きありがとうございました。