(本記事は、2025年6月26日に更新したものです)
愛知県に本社を置く、子供向けの家具などを製造・販売する「株式会社 大和屋」。
大和屋の定番商品「すくすくチェア」のコンパクト版「すくすくチェア スリム-J」。
この「すくすくチェア スリム-J」は、デザイン性・機能性が高い反面、低月齢かつ活発な子どもの場合「立ち上がり、抜け出そうとする」というデメリットも。
本記事では、私が、実際に「すくすくチェア スリム-J」を使用したレビュー評価に加えて、口コミを踏まえたメリットとデメリットをまとめてご紹介します。

1. 【使用レビュー】「すくすくチェア スリム-J」のデメリットは?
まず、「すくすくチェア スリム-J」を使用して感じたデメリットについてご紹介します。
「すくすくチェア スリム-J」のテーブルは、子どもを座らせた後は動かせない
「すくすくチェア スリム-J」のテーブルは、サイドにある「かんたんロック」のノブを回すことで、簡単に上げ下げすることが可能です。このテーブルは取り外しも可能です。
(「すくすくチェア GL」も同様)
しかし、「すくすくチェア スリム-J」のテーブルは、子どもを座らせてからでは、上げ下げすることができません。

つまり、テーブルを使用する場合、子どもを座らせる前にテーブルの固定が必要ということです。
この場合、テーブルが邪魔になり、子どもの足元や(別売りの)セーフティチェアベルトが見えづらく、子どもを座らせるのに一苦労です。
立ち上がって、抜け出そうとする
大和屋の「すくすくチェア」シリーズを使用している方の口コミで多いのは、子どもが立ち上ったり、抜け出そうとしてしまって困っている、というもの。
実際に、私もその一人。

「すくすくチェア」は、ガードの位置は調整できても、テーブルの位置は変更できません。また、ガードの位置を調整して隙間をなくしてしまうと、今度は、子ども座らせるのが難しくなってしまうので、ある程度ガードの位置に余裕を持たせないといけません。
そのため、子どもが立ち上ったり、抜け出そうとしてしまうのです。
別売りのセーフティチェアベルトや、くすくスリム-J チェアクッションを使用したら、少しは改善します。
しかし、我が子の場合は、別売りのセーフティチェアベルトやくすくスリム-J チェアクッションを着けても、抜け出そうとしてしまうので、一瞬でも目を離せず大変です。

我が子の場合は、「立って抜け出してしまう」時期は、生後9か月~11か月がピークで、12か月以降は徐々に落ち着いてきました。


座板・足置き板などの調整が簡単にできない
工具なしワンタッチで位置を調節できるハイチェアが多い一方で、「すくすくチェア スリム-J」は、工具が必要なネジ固定タイプです。

「すくすくチェア スリム-J」は、座板の位置だけ調整したくても、全体のネジを緩めなければ、座板が抜けないため簡単に調整ができません。
(「すくすくチェア スリム-J」詳しい調整方法は、取扱い説明書をご覧ください。)
その分、しっかり固定できるので、子どもが立ちあがっても揺れたり、座板が抜けたり等することがなくとても安全性が高いのですが、調整が億劫に感じてしまいます。
2.【使用レビュー】「すくすくチェア スリム-J」のメリットは?
次に、「すくすくチェア スリム-J」を使ってみて感じたメリットについて、ご紹介します。
スリムで、圧迫感がでない
「すくすくチェア スリム-J」は、同メーカの「すくすくチェア GL」や他メーカと比べてみても、スリムな設計です。
メーカー | 商品名 | サイズ |
大和屋 | すくすくチェア スリム-J | 約幅47.5×奥行き57.5×高さ82.5cm |
大和屋 | すくすくチェアGL | 約幅53.5×奥行き57.5×高さ82.5cm |
STOKKE | トリップ トラップ | 約幅46 ×奥行きD 49 ×H 79 cm |
cybex | レモ3-IN-1 | 約幅54.5×奥行き56×高さ81.5cm |
KATOJI | Geuther | 約幅44×奥行61.5×高さ83cm |
そのため、狭い空間でも圧迫感がでないデザインです。
一般的なダイニングテーブルで使用しても、この通り圧迫感が出ません。

安定性があり、子どもが立っても倒れない
脚が4本ではなく、Z型なので、安定性抜群。子どもが座板に立っても倒れません。

豊富なカラーバリエーション

「すくすくチェア スリム-J」は、ナチュラル、ライトブラウン、ダークブラウン、ブルーウォッシュ、ホワイトウォッシュ、グレーの6色展開。
どれもインテリアに馴染むカラーなので、きっとお好きなものが見つかるはず!
他メーカーに比べて安価
オシャレで機能性の優れた他メーカと「すくすくチェア スリム-J」の価格を比べました。
メーカー | 商品名 | 価格(税込) | 付属品 |
大和屋 | すくすくチェア スリム-J | 17,930 円 | テーブル付 |
大和屋 | すくすくチェアGL | 19,800 円 | テーブル付 |
STOKKE | トリップ トラップ | 34,980円 | 本体のみ |
cybex | レモ3-IN-1 | 41,250円 | ハーネス付きベビーセット、スナックトレイ付き |
KATOJI | Geuther | 29,480円 | 本体のみ |
以上の通り、大和屋 「すくすくチェア スリム-J」は、他メーカに比べて約半額以下の価格でおさめることができます。
大和屋 「すくすくチェア スリム-J」を低年齢でご使用の場合は、付属テーブルの汚れ防止・抜け出し防止ため、以下別売り品の購入をオススメします。
①テーブルカバー すくすくスリム-J用 6,600円(税込)
②くすくスリム-J チェアクッション 5,500円(税込)
③セーフティチェアベルト 2,970円(税込)
以上3点を合わせて購入しても、本体込み33,000円(税込)で購入できます。

汚れがさっと落ちて、お手入れ簡単
子どもの食べこぼしで、毎日汚れるハイチェア。
「すくすくチェア スリム-J」は、水拭きだけで汚れがしっかりと取れます。

なので、ストレスなく、長く使い続けることができます。
ネジで固定するタイプだから、安全性が高い
デメリットとしても挙げましたが、「すくすくチェア スリム-J」は、座板や脚置き板がネジでしっかりと固定されています。
そのため、高さや座板の位置を調整する際に、工具を使ってネジを緩めて変更する必要があります。
この一連の作業は面倒なのですが、その分しっかりと固定されるので、子どもが立っても座板が抜けてしまう…などの心配がありません。

長男の時に、工具を使わず高さ調整ができるタイプのハイチェアを使っていましたが、突然座板が抜けるアクシデントが起こりました。
その点、「すくすくチェア スリム-J」は、ネジ固定式なので安心できます。
3.【口コミ】「すくすくチェア スリム-J」のデメリットとメリット
ここまでは、私が実際に「すくすくチェア スリム-J」を使ってみて感じたメリットとデメリットをご紹介しました。
ここでは、「すくすくチェア スリム-J」の口コミで多かったデメリットとメリットを、以下の通りまとめました。
デメリット | 立ち上がり、抜け出そうとする |
女1人で、組み立てに1時間かかる | |
脚置き場と座板の位置調整が難しい | |
メリット | 木の色味が良く、デザイン性が良い |
狭いスペースでも圧迫感なく使える | |
意外と、おとなしく座ってくれている | |
汚れがさっと拭けるので、食後の掃除が楽 | |
足裏がしっかり着き食べる姿勢が安定してる |
デザイン性や耐久性、機能性の評価が高い一方で、「高さ・位置調整が難しい」「椅子に立って、抜け出そうとしてしまう」という声も多かったです。
なお、「椅子に立って、抜け出そうとしてしまう」に関しては、低月齢かつ活発なお子様に多いようでした。
4. まとめ
私が使った感想&口コミを踏まえた「すくすくチェア スリム-J」のデメリット・メリットは以下の通りです。
デメリット | テーブルは、子どもを座らせた後は動かせない |
座らせるのが難しい | |
立ち上がり、抜け出そうとする | |
女1人で、組み立てに1時間かかる | |
脚置き場と座板の位置調整が難しい | |
メリット | 安定性があり、子どもが立っても倒れない |
狭いスペースでも圧迫感なく使える | |
デザイン性が高く、カラーバリエーションが豊富 | |
汚れがさっと拭けて、お手入れが簡単 | |
脚置き場・座板をネジで固定するから、安全性が高い | |
足裏がしっかり着き食べる姿勢が安定してる |
「すくすくチェア スリム-J」は、デザイン性や耐久性、機能性は非常に高いです。
しかし、「立って抜け出してしまう」「座板・脚置き場の調整が難しい」のが、主なデメリット。
我が子の場合は、「立って抜け出してしまう」時期は、生後9か月~11か月がピークで、12か月以降は徐々に落ち着いてきました。
そのため、低月齢かつ活発なお子様が、「すくすくチェア スリム-J」を使用される場合、最初のうちは大変かもしれませんが、次第に抜け出すこともなくなるため、一過性の問題かもしれません。
長期的に使用することを考えると、耐久性、機能性、デザイン性が優れ、かつ、圧迫感の与えない「すくすくチェア スリム-J」をオススメします。




以上